2007-2008

24. desember 2008

ケレスマス


調理実習最後の献立は「饗応料理」でした。和洋中好きなようにつくっていいのでした。
我らの班は「ノルウェーのクリスマス料理」がテーマ。

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前菜は海老サラダ。
アボカドとボイルした海老を手づくりのレモンマヨネーズで和えてあります。


スープは豆のポタージュ。
レンズ豆を煮込んだ後にミキサーで粉砕し、その後輪切りにしたソーセージと煮たもの。

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パンはフラートブロー。薄っぺらくてほんのり甘いパンです。

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メインは鮭。ポーチ(薄いコンソメで茹でる)した鮭をメインに、同じくコンソメで茹でたキャベツ、いんげん、マスタードソースを添えてあります。
クリスマスというよりは春っぽすぎたのが反省点。

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「ヤンソン氏の誘惑」は、アンチョビと玉ねぎ、じゃがいものグラタン。これはスウェーデン料理。


デザートはクリスマスツリーパイにしました。これも決してノルウェー料理というわけではない。
パイを三角形に焼き、裏にチーズクリームとブルーベリージャムを塗って重ねていきます。

いずれも美味しかったです。

ご覧のとおり、決して美しいできばえのものばかりではありません。
なぜなら、栄養士というのは調理師ではないので、なんだか学生の意識が調理にはいっていないからです。そこが、あたしがこの2年間ずっと不満だった部分でもある。
「食べるのが好きで、栄養科に入りました」と言う奴が大勢なくせに、つくるのは好きじゃないし、少しでも進歩させたいと思わないのである。
しかも「食べるのが好き」っつってるくせに、未知の食べものに対して踏み出せないのだ。ブルーチーズとか皮蛋を、フヂマリが「あのねー、食っつうのは経験だからね、食べたこともないものを嫌いって言うのはおかしいんじゃない?」と言って無理強いしないと食べないっつうのは、変じゃねえの。
だからメニューを考えるときでも、ワクワクしていないというか、まあ我が班のテーマ「ノルウェーの~」なんてのを見ればわかるように、あたしが主体で決まっちゃったりするのだ。
アグレッシブじゃないんだよなあ。

もちろん中には、そういうことが大好きな子がいて、食に対してちゃんと興味を持ってるし、調理技術を上げようと日々努力しているわけで、そういう人がいる班は他の班よりも素敵なものをつくるのです。


例えばこちら。
パンを三つ編みにしてリース型にして焼いて、きれいにリボンをかけたり、サラダのレモンの切りかたが美しかったりする。
スープは、色がちょっと濃すぎるんじゃないかと、あたしは思ったけど、でも、メインの鶏肉は定番すぎないように、ざく切りのトマトの、面白いソースをかけてたりする。

今回の調理実習は明らかに勝ち組と負け組が別れていたのでした。
どの班もクリスマスをテーマにしたところが多かったのだけれど、リース型のパンとか、クロカンブッシュ(シュークリームをツリー状に積み上げたデザート)とか、ちょっとオシャレで面白いものをつくれた班と、反対に、鶏のローストとつけあわせがブロッコリーとじゃがいもと人参の茹でたやつ(定番すぎて面白くもなんともないし華やかでもない)とか、ポテトサラダを動物の形とかに盛りつけちゃったり(子どもの創作料理かよ)した班とが明白でした。
いや、鶏のローストが悪いわけじゃないしポテトサラダが悪いわけでもないんだけど、上の班みたいにソースに凝るとか、ポテトサラダやりたいんだったら、あたしだったらキュウリ・ハム・人参なんて普通の具材を入れずに、生クリームとチーズ・マヨネーズ・玉ねぎだけで真っ白ですんげーなめらかでリッチにつくって、カリカリにしたベーコンとクレソンの上に盛るとか、もうちょっと大人なことを考えるけどな。

つまり負け組の班は「食の経験が浅い」ということなのではないかと、感じたのでした。
今まで見たり食べたりしたことのあるものが少ないから、かっちょいいものをつくろうとしても、そもそものネタが少ない。
何ごとにしてもそうですが、知ってるのと知らないのとは大変大きな隔たりがあるのだ。クロカンブッシュを知ってるか知らないか、あるいは、ブッシュドノエルを知ってるか知らないかだけで、ただの安っぽいロールケーキをつくるか、それともチョコレートクリームを塗ってちょっとスペシャルな感じになるか、結構大きな差が生まれるのだ。
1人もそういうことに興味がある子がいない班は、やっぱり負け組になってしまうのでした。
そしてあたしが残念だったのは、食の経験が深い人が、かなり少ないということでした。
メニューを考えるって超楽しいことなのになー。

んでもって我が家のクリスマス。
まず今年下半期は、非常にお菓子づくりをする、フヂマリにとっては珍しい日々となったのでした。


柚子を5kgもらったことから柚子大会が開催。
①まず500g分の皮を剥いてせん切りにして、いつでも料理に使えるよう冷凍。
②1kg分で柚子酒を醸す。写真右の容器に入っているのが出来上がり品。
③1kgを柚子ママレードジャムにする。
④500gを柚子ジュース用のシロップに。
⑤2kgを柚子ピールに。
大変充実した柚子ライフが送れています。
柚子ピールは2回つくったのですが、1回目はマジ売りものみたいな素晴らしい砂糖がけができたのに、2回目は失敗してなんとも苦いものになってしまったのでした。仕方がないので細かく刻み、生姜味の生地に練り込んで堅くて薄いクッキーにしたら、これが結構美味しかった! バリバリとした食感がたまらん。

んでもってこれがクリスマス。
今回は予算がそんなに多くない(全部で5000円くらい)ので誕生日ほどのゴージャス感がありません。
前菜は魚介のサラダ。スモークサーモンと帆立のフライ、そして熱くしたカマンベールがのってる。ドレッシングはクリーム系。


メインは鶏と


ノルウェーで「クリスマスハム」と呼ばれるような、今回はベーコンの塊で代用したけど、豚です。

ほろっほろに煮た鶏・玉ねぎと、カリッとローストしたベーコン・ポテト・トマト、両方が食べたかっただけである。


デザートは、調理実習で見てつくりたくなったクロカンブッシュと、ダークチョコレートケーキ。


シューの中身はレモン味を効かせたチーズクリーム。これは少し重すぎた。
やっぱりシュークリームのパフの食感には、フワフワした生クリームのようなもののほうが似合うことがわかりました。


ダークチョコレートケーキは、表面をホワイトチョコレートの削ったやつで真っ白に覆ってあります。


切ればちゃんとチョコレート。
形はへなちょこ。


飲みものはボジョレーヌーボー、ではなく(このボジョレー、ラベルはかわいいけどまずかった)、


サントリー赤玉ポートワイン。
これ、美味いんですよ。甘くて昔のワインの味。
温めてよし、サワー割りにしてよし。
今回はゴージャスに、レモン・オレンジ果汁、ダークラム、柚子リキュール、炭酸を加えてサングリアっつうかパンチっつうかってものにしました。美味い!

それにしても、写真を見ると、あたしがいかに美的センスなしなのかが歴然とする。
料理人にはなれんな。

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14. desember 2008

今年もクランプハウス

やってきました師走の恒例、独身女が寄り集まって寂しいクリスマスをお届けするクランプハウス建設会であります。
2年前に2人で始まったこちら、おかげさまをもちまして、昨年4人、今年5人と、年々拡大を続けている次第でございます。まずいんじゃねえのか、増えちゃ。

今年のテーマは「クランプ・ヴィレッジ」。
今年は5軒の家が建つのです。

建材となるクッキーは、お店でもよく売られているのですが、そんなん使っちゃ、クランプ魂が廃る。
設計図を書いて型紙をつくって、マイサイズで焼くのです。
5人分の建材を焼く所要時間は2時間半でした。除く生地作成時間。難しいことは何もないけど、時間はかかる。

Sclamp

開始は10時、終了は5時。昼飯食べたり、グダグダとやっていたため、こんなにかかりましたが、このあと一人でもう一軒建ててみたら、クッキー焼き始めから建て終わりまで90分だった。

この作成現場、ニコニコ動画に投稿したいくらいに惨憺たる独身女の醜さで、アイシング(文字や模様を描くための砂糖でできた白濁したドロドロ)で絵を描きながら「らめぇっ出ちゃうぅ」「あーあ漏れちゃった」「顔射顔射」などという言葉に溢れていた。
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あたしの建てたのは↑こちら。テーマは「メルヘン&ファンシー」。
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んでもって、その中の3軒を大学に持って行ったのでした。

ピギャーーーーッ

という感じで、女子大生に犯されている様子。

これが終わると、年末だなあ、と感じる。
来年は2階建てを目指すぜ!

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16. oktober 2008

ゼリーの城

Sp9190_007あ、間違えた、大聖堂だった。

Oさんがフェリシモで大聖堂型のケーキ型を買ったので、手始めに寒天大会を催してみました。

なにを隠そうフヂマリ、この世でもっとも好きな食べものがゼリー茶碗蒸し寒天プリン煮こごりゼラチン寄せ的なるものです。
これ、直径30cm弱、総重量は4kgくらいですが、4日で完食いたしました。
味は上から順に、オレンジ・ぶどう・いちご・ヨーグルト。

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11. oktober 2008

b a k a

売り物じゃないメガネで遊ぶ27歳を、zoffのお姉さんは叱らずに、あたたかく見守っていてくださりました。
ところでハロウィンって何の日?

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9. oktober 2008

お誕生日会

フヂマリ誕生日会でした。
どこか食べてみたいレストランはありますか? ときかれたので「レストランで使う分のお金を私にください」と言いました。普段、買うことのないような食材を買って自分でつくってみたかった、その夢を叶える! 予算は2万円。
レストランだとその日一日しか楽しめないけど、今回はメニュー考えるところからつくって食べるまで、まるまる1週間以上、楽しくて仕方がありませんでした。自分の誕生日の食事を自分でつくるのが淋しいなんて、これっぽっちも思いません。

決めたメニューは、

食前酒……スプマンテ ボッテガ・ロセ(イタリアの甘口スパークリングワイン)
前菜……いろんなものを少しずつ
うずらと五香粉の冷製、スモークサーモンのカナッペ、ハーブソーセージのグリル、スライスした胡瓜の酢漬け、ムール貝のワサビソース和え
スープ……ビーツのビシソワーズ
主菜……ローストポーク
添えもの……ローストしたじゃがいも、紫玉葱、ルッコラと水菜のサラダ
デザートとチーズを合わせて……チーズケーキ2種(NY風チーズケーキ、レアチーズケーキ)
フルーツ……プルーンのグラタン
食後酒……チョーヤでいちばん高い梅酒

です。
五香粉は中華風の香料。八角などの香りがします。
スモークサーモンのカナッペだって、ちゃんと、クレームフレッシュを泡立てたのとホースラディッシュを使ったクリームからつくり、ケイパーなんかじゃなくて、西洋料理でサーモンに必ず添えられるディルを上に飾りました。こういうのの費用がかさむんだな。

調理が始まったのは3日前。
まず、メールで注文した豚肉の塊が届きました。スーパーやデパートではスライスした肉しかなくて、あるいは高すぎたりして、思ったものがなく、サイボクハムという、わりと有名な豚肉精肉メーカーに注文。サイボクハムのソーセージやハムは、かなり美味しいです。肉は 1キロ購入で2800円。高くはない。だって和牛なんかだと100グラム350円とかあたりまえだもんな。こいつを塩水に漬けておくため、3日前から始まるのです。塩水に漬けとくとローストしたときに表面がパリパリになるのです。
ローストする30分前に塩水から取り出し、塩、胡椒、ローズマリー、メイヤーレモン(酸味がやわらかく香りが強いレモン。皮の色はオレンジに近く、皮を削って香りづけに用いる)、オリーブオイルを混ぜたものを全体にまぶします。

Shitaniku前日は大買い出しデー。
買ったもの;スプマンテのハーフボトル、梅酒、クリームチーズ500g、カッテージチーズ200g、生クリーム200g、サワークリーム100g、クネッケブロー(ガーリックの味がついた薄くて堅いクラッカーのようなもの)、タイム、ディル、ローズマリー、五香粉、四つ葉バター、ビーツ(赤カブ)の水煮缶、紫玉葱、じゃがいも、ねぎ、きゅうり、青しそ、飛び子、フルールドセル(甘口の塩)、エキストラバージンオリーブ油、バルサミコ酢、絹さや、うずらの卵、ハーブ入り生ソーセージ、スモークサーモン、ホースラディッシュ(西洋わさび)、生姜、メイヤーレモン3こ、ゼラチン、小麦粉、クラブソーダ、アンチョビオリーブ、上白糖
計17000円くらい。

食べものを買うのはあたしにとって、洋服を買うことよりも楽しいことだと再確認しました。あたし、17000円分洋服買うより食材買ったほうが満たされるわ。
キャビアやらフォワグラやらを買っているわけではないのですが(いちばん高い単品はチョーヤの特級梅酒720mlで3150円)、普段は使わないハーブ類などでちょこちょことお金がかかっている。
日本では手軽に入手できないものを思い出した。
まず脂身つきの塊肉。そりゃ高価なやつならあるのだが、手頃な感じで、パパッと買えない。それでも、ノルウェーでしゃぶしゃぶ用の薄ーいスライス肉を入手する苦労に比べたら大したことはない。ノルウェーで薄切り肉を手に入れることは不可能に近いのです。
次が野菜。ビーツもチャイブも高くて買えない。皮つきでローストすると美味しいコロコロ小さいじゃがいもや紫玉葱もない。イギリスで大根を買えないのと同じ。
今回の買い出しでフヂマリ最大の大盤振る舞いは、1球198円の紫玉葱を2こ買ったことでした。たっけー!

Mainつくってみたかったのは、ニューヨークタイムズなどで連載を持つ、アメリカの若手料理研究家・アマンダヘッサーのつくるような料理。つまりフレンチっぽい洋食でした。
彼女のCooking for Mr. Latteという本を読んで、日本ではなかなか食べることのできない「クレームフレッシュ(生クリームとサワークリームの中間のような発酵クリーム)」や様々な香辛料を使ったコッテリしたものをつくりたくなったのでした。

チーズケーキ2種も、前日につくっておくと、しっかりと冷やせるし、しっとりとして美味しくなります。
ニューヨーク風ベイクドチーズケーキは、オーブンで焼くときに天板にお湯をはります。こうすると、生地の水分が抜けないで、しっとりとした仕上がりになるのです。
普通に焼くと、不要な水分が飛び、ずっしりさっくりとしたできあがりになる。どっちも美味しい。
クリームチーズだけではなく、マスカルポーネや今回使用したカッテージチーズを加えると、味にコクが出ます。

レアチーズは、まっしろしろできれいな部分と、さっくさくの台地部分の対比が美しい!
上にはよくミントの葉などが飾られてるけど、食べたときの食感が良くないので、あたしはメイヤーレモンの皮を削ったものにしました。





スープとローストポークはこんな感じになりました。

スープの浮き実は絹さやと、ビーツの汁をゼリーにしたもの。味に今ひとつ特徴がなかったのが反省点でした。怖がらずにもっとピンクグレープフルーツジュースを使えば良かった。
ローストポークは大変美味で、1kgがまるまる完食されました。豚肉は焼くと若干パサパサするけど、上から肉汁をかけながら食べれば問題なし。
じゃがいもと玉葱にはローストする前に、栄養士的観点からすれば「マジかよ」という量のバターをすりこむ、っつうか乗っけて、焼くのですが、これをしないと、本当の西洋料理の味にはならない! 油脂は西洋料理の根底なので、使うところでしっかり使わないと、美味しくなくなっちゃうのです。

すんげえ楽しかったので来年もやりたい!
でもレストランにも行きたい!
誕生日が2回あればいいのに。

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17. juli 2008

今日の天声人語から

「作家の太宰治は、創設されたばかりの芥川賞を、のどから手が出るほど欲しがった。名誉というより、賞金500円が魅力だったらしい。だが、第1回の受賞は石川達三の『蒼氓』に決まる。あきらめきれず、選考委員だった佐藤春夫に手紙を送った。『お笑いにならずに、私を助けて下さい』。だが2回目も3回目も選にもれた。太宰は佐藤の家でさめざめと泣いたそうだ(『芥川賞の研究』)」

この、太宰治の、晴れ晴れしいまでのウザさよ!
こんなに短い文章の中に彼のウザさを表すキーワードが①文学者目指してるくせに賞を欲しがる②選考委員に手紙を送っちゃう③なんとその選考委員の家に行っちゃう④しかも泣いちゃう……4つもあるじゃないか。
ほーんと、太宰とゴッホは似てると思う。ウザさのベクトルが一緒。
一般生活ではやってけなさMAXな人柄はさすが芸術家さんだ。大っ嫌いだけど。
太宰治は両頬ひっぱたいて腕つかんでハワイに連れてっちゃいたくなる。

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24. mars 2008

OZ

アメリカの刑務所モノドラマ『OZ~オズワルド刑務所』を見終わりました。
すんっげー面白い! のにDVD化されてないのでニコニコ動画で見ました。ニコ動に感謝する!全話あるなんて!
18禁の、ちんちんぷらぷら、レイプありーの、殴る殴られるは10秒に1回、刑務所なのに殺人は日常茶飯事、生きて出られる奴のほうが圧倒的に少ないような、凶悪犯罪者用刑務所・オズワルド。その日常生活のドラマなんですが、それはそれはよくできている! 懲罰房には全裸で入れられるので、バケツにおしっこするのとか、ケツに刺青入れられるのとか普通。腕と脚全部折られたり、強制フェラ中にちんちん噛み切ったり、看守にリンチされたりと、とにかく暴力&暴力のドラマです。
出てくる奴みーんなワルそうな顔してて、FUCK SHITは当たり前。
登場人物がまた個性的。
Said4まずは一番人気・サイード。
黒人ムスリム系派閥のリーダー。ある意味政治犯的な理由で収監されてます。
とっても美男子で、落ち着きがあって、知的なリーダー。それでもあやまちを犯したりして悩む姿は悶えるくらい素敵。
抱かれたい!

TobbyKellahトビーとケラーは主人公各の2名。通称「オズの801」。そう、ガチホモコンビです。トビーは元弁護士で、交通事故で収監されて、レイプされたりいじめられたりしてるうちに弁護士だった頃とはまったく違うワイルドな男に成長していくんですが、それと共に、最悪の殺人犯、嘘つきでバイのケラーに惚れちゃうのです。ノンケだったのに! その過程はまさしくBL。「男だから好きなんじゃない、おまえだから好きになったんだ」の典型。よしながふみも言ってましたが、もう大したプライドなんか残っていない、その最後のひとかけらまで奪われる瞬間、そのイタさの快感ったらねえだろ! トビーが男に堕ちていく感じ、好きでした。しかもその相手が最悪。信じても信じても裏切られ、それでもまだ好き、っつうのが、もう!! 絶対に幸せになんかなれない、破滅的なその愛憎劇は、白泉社なんかには描けない、正統派JUNEの香り満載。『終わりのないラブソング』とか思い出しちゃった。
RianSyril3Obrotゴツいおっさんたちしか出てこねえドラマだから、目が慣れてくると、このライアン&シリルが超美形に見えてきます。二人は兄弟。役者さんもリアル兄弟。兄貴のライアンは頭脳プレーの一匹狼、人を言葉ひとつで他人に殺させるのなんか朝飯前。弟は事故で脳障害を負い、5歳児程度の頭脳になってしまったかわいい子です。だからパペットを持ってる。お兄ちゃんの命ずるまま、人をひとり殺し、収監。兄貴は弟をこよなく愛しているので、つねに二人は一緒。仲良しさんなところがまた、かーわーいーいー!! この二人が出てくるとギャーギャー言う女子と、「黙れ腐女子!」という男子の書き込みで、ニコニコ動画は大騒ぎでした。シリルたんをいじめる奴は許さねえ! シリルがレイプされたときなんか、ライアン以上に怒ってたからね、あたし。
Jjii2凶悪犯どもの中の癒しはこの二人。ジジイ's。
もちろん人殺しの凶悪犯なんだけど、でもまわりがもっと凶悪で、所内でヤク売ったり殺したりしてるから、この人達出てくると安心する。
穴掘って脱走したり、孫の病気のためにカンパを募って、凶悪犯どももお金をくれたりと、とことん癒しです。
そう、この、ホンワカストーリーやギャグ要素の入れ方が、このドラマの脚本家は神憑り的に巧い! 基本が殺す殺される、騙す騙されるといった、所内の権力闘争、囚人も看守も、誰一人として純真潔白な奴など出てこない超シリアスバイオレンスなんですが、だからこそ、小さなギャグがメチャクチャ映える。こえー顔した凶悪犯が音楽セラピーの女の先生に「もっとたくさんメンバーが集まるといいのに」と言われた次のシーンで、ジジイ'sを締め上げ、「てめえ、歌は好きか?」と迫る、とか、
Makeinuアーリア系のネオナチ野郎が歯周病になって(この時点ですでに面白い)、歯ぐきを移植しなきゃなんないってときにアーリア系をよく思わない歯科医が黒人の死体から取った歯ぐきを移植しちゃったり(これはネオナチ君からすればシャレにならない悲劇なんだけど、見てるほうはすっげえ楽しい)、囚人達でマクベス演じようというプログラムがあるんだけど、マクベス役がどんどん殺されたり独房行きになったりして演出の先生に「またいなくなっちゃったのよねー」と言われたりする。

Rumaniaそんなギャグ要因の一人であり、このオズの主任であるのがこのハゲ。
こいつろくでもねえ。疑いやすく信じやすいその性格のせいで事件が起きる起きる。ドラマ中に死んだ囚人たちの半分くらいはこいつの判断ミス、人の話をきかなかったり、逆に囚人の言うことを信じちゃったりしたことに起因してるんじゃないかという男。
こんな外見によらず、意外と女にモテる。新しく赴任してきた女医・女看守などは全部と寝てる。誘いの常套句は「食事にでも行かないか?最近美味しいルーマニア料理の店を見つけたんだ」。彼と女が画面にうつるとすぐにニコニコ動画の画面は「食事でもどう?」という弾幕で埋まる。にわかスラムダンクプログラムとか迷路で心を落ち着けるプログラムなど、大して役立たないような更生プログラムを次々と思いついては実行する男。
CleaSisterMukada他にも、囚人とヤりまくる最強の女看守・通称メスブタや、心優しいセラピストのシスター・マリー、日系の神父・ムカダなど、面白いキャラが盛りだくさん。人格設定が巧い!
こういうの見ちゃうと、アメリケのドラマって日本の比じゃなくおもしれえなあ、と思っちゃう。幅が広い。あと、とことんやる。とことんつくりこむ。奥様は魔女やフルハウスのようなものから、CSIマイアミ・CSIニューヨーク、サードウォッチ、セックスアンドザシティ、24、どれもよくつくられてる。
このドラマ、DVD化してもっと普及しないかなあ。

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26. desember 2007

クランプ・クリスマス

24日に予定の入っていない女が集まって夢がいっぱいつまったお菓子の家をつくる、
それがクランプ☆クリスマス。

Kyonen2 Kyonen3

Kyonen4
初年度の去年はこんな感じでした。
24日に酒呑みに行って、帰ってきて朝からつくった夢の家。
クランプはご存じの通り、漫画家のことです。
彼女たちは数人でひとつの家に住んで作業をしていたそうで、
あたしたちも35まで独身だったらいっしょに家を買おう、という願いを込めての命名となっています。

んで、今年は、

Kotoshi1 Kotoshi2

Kotoshi3 Kotoshi4こんな感じとなりました。
昨年はその場でスーパーへ行き、材料を調達していたのですが、
今年は前もって2度の企画会議、そして設計図。
建材もクッキーから焼き上げました。
このお菓子の家、英語ではジンジャーブレッドハウスといいます。
ノルウェーではガキがクリスマスに必ずつくります。
大変な量のお菓子!!

クリスマスツリー1こ食べたらもう満足したので大学に持っていきました。
まあすんごい騒ぎになりました。
あの瞬間、小栗旬以上に写メール撮られたと思われる、この家。
その後、女子大生20人で完食。
もんっのすげえ甘いのに。
女の子パワーのすごさを痛感しました。
アリが角砂糖に群がってあっというまになくなるのと同じように、瞬殺で解体されました。

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22. november 2007

あたし今度から坂口憲二ってこたえるわ

「好みのタイプを芸能人でたとえると?」ってきかれたらさ。「医龍のドラゴン先生の坂口」って答える。
今までは「コリン・ファース(『ブリジットジョーンズ』の、本命の恋人のほうの役者)」って答えてたけど、あんまり知られていないんだもん。日本人じゃないからイメージわかないらしいし。コリン・ファレルと間違えられるし。コリン・ファレル大っ嫌ーい。

外科医をお芝居するときに大変なのは、表情演技を顔の上半分でだけしかできないことです。眉毛と目でお芝居しなくちゃならない。
そ・れ・が!!
今日のドラゴン先生は完璧でした。2回も完璧でした。1、サダヲ麻酔医登場! 2、アル中先生任務完了! のときのドラゴン先生の笑顔ったら!!!!! やっべーまじやっべー杏仁豆腐吹き出しちゃったよ。我が家のテレビは毎週フヂマリのよだれまみれだよ。ニッコーって目じり下がったドラゴン先生満面の笑顔にTO☆KI☆ME☆KI
卑怯だよドラゴン先生の笑顔はさ!!
ドラゴン先生のように、現実離れしたクールキャラを見かけるたびに思うのは、「こんな人でも大学のときはフレッシュマンズセミナーで河口湖一泊旅行行ったり、必修の体育やったりしてたんだよなー」ということです。グループ発表とか、同じ班になってみてえ! 「朝田くん小児科研修用のポスターにひまわりとチューリップ描いといてって言ったのにさー、リアルな葉脈とか描いたでしょ? やめてよねー」とか叱ってみてえ!

お話自体は先週くらいから若干安っぽくなってきて、お涙頂戴の定番商品詰め合わせみたいで、ちょっと鼻について気になります。「このキャラでこういうクサいセリフいわねえだろ」ってのがちょくちょくある。でも、ドラゴン先生出てて夏木マリかっこよけりゃいいから度外視ってことにする。

来週はいよいよ中ボスと対決っぽいです。

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17. oktober 2007

有閑倶楽部のこと

はじめに。
あたくしフヂマリが、この世で最も愛する漫画の1つが一条ゆかり『有閑倶楽部』であることを断っておきます。10歳の頃より、この作品の、事件設定、人物設定、ありえないほどの財力、テンポの良さ、笑っちゃうほどのピカレスク・アンド・勧善懲悪を、あたくしフヂマリは心より愛し、敬意を表しております。

だからこそ。

だからこそ、このたび4ちゃんねるがこの作品をドラマ化すると知ったときから、どれほど吐き気を催そうとも1話くらいは最後まで見よう、と覚悟を決めたのでございました。
主役が松竹梅魅録だということにも、配役が赤西君だということにも目をつぶりました。
だけどやっぱ無理だった。その無理だった理由を全部書かないとあたしの60分は取り戻せない。これは、漫画原作のドラマにグチャグチャ文句言うバカ女の記録である。

まず開始5秒であたしの心は離れた。だって、松竹梅家の、武家屋敷みたいな警視総監・松竹梅家の表札が、そこいらのプリンターでさっきADがいそいでプリントアウトしてきましたっつうような安っぽい字体だったんだもーん。無理無理無理それについてこいってほうが無理。
はいどんどんいきましょう。魅録の髪の毛が長いのはまだ……我慢する。だけど可憐が出っ歯なのは我慢できないの。可憐の役の女の子って、目元と口元が下品ー。可憐も下品な性格だけど、顔立ちは上品じゃなきゃだめ。
清四郎がポッチャリくんで顎が太いのはナシ。身体がプヨプヨしてるし。不細工だし。あと有閑倶楽部の仲間に対して常に敬語なのもダメー。清四郎の良さは、内弁慶。
とにかく男性陣3名が全滅している理由の最大は、美童グランマニエ。だって、典型的日本人の顔してるんだもん。
映画『はいからさんがとおる』で、「ロシア人と日本人とのハーフの青年将校」という役を阿部寛が演じたときから20年、日本の映像界はなんら進化を遂げていないことが明確である。美童は、ハーフじゃなくてクオーター、しかもスウェーデンの血が75%ですよ? あんなのっぺらしたうりざね顔の坊主が演じる役じゃねえだろ。え、あいつもカッツンなの? へー。
唯一の勝ち組は、剣菱悠理と……白鹿野梨子がギリだろうか。

この作品の主人公は魅禄なんかじゃなくて6人全員なのに、とか、清四郎は外出するときに和服着ない、とか、制服は靴下じゃなくて、スパッツ(それこそ今流行の「レギンス」じゃん!!)とか、原作に忠実でないことは、今まであらゆるドラマ・映画が踏んできている地雷なので、こっちはもう防御シールド張り慣れてるとしても、この安っぽさはいったいなんだ。
有閑倶楽部って、日本の最高峰をいく超お金持ちお嬢様おぼっちゃんの漫画なのです。これこそ、この話のすべてを支える大黒柱。雑誌『ダヴィンチ』の「お金持ちな登場人物ランキング」でも御坊茶魔と1、2を争うのが『有閑倶楽部』に出てくる剣菱悠理なのである。そんなオハナシの根幹をいともたやすく揺さぶっちゃうのが、4ちゃんねる。
松竹梅家の表札がすべてをあらわしているんだけど、あんなのまだまだ序の口。制服はベトナム製のコスプレだし、生徒会室の机は合板だし、上流階級のパーティーで供される前菜は海老が3尾しか入ってないシュリンプカクテルだし、美童を囲んでキャーキャー言う女生徒はお金持ちのお嬢さんがたとは到底思えないような、イメサロ「平成女学園」から借りてきたとしか思えないようなチャラい顔の女ばっかだし、極めつけは彼らが通うボンボン高校の理事長。「掃除のおばちゃんはオリジナルキャラかー」と思った、その掃除のおばちゃんが理事長だとわかったとき、あたしは本日最大級にのけぞったね。本当はイギリス人のマダムなのに……。

そう、4ちゃんねるのドラマに共通することは、この安っぽさである。今まで何百本とドラマつくってきてるのに、まだわからないのか4ちゃんねる。テンポとかストーリーテリングとかはどうせヘタクソなんだから、せめて見た目だけでも勝負かけたらいいのに。これが10ちゃんねるの木曜20時、『ガラスの仮面』とか『エースを狙え』とかつくってた元祖漫画原作ドラマ枠とか、おなじく10ちゃんねるの木曜23時、『夜王』とか『夜叉』とかやってた深夜漫画原作ドラマ枠とかだったら、まだ我慢できる。でも、天下の4ちゃんねるだぜ?
あたしは全然面白いと思わなかったけど、6ちゃんねるの『花より男子』、松本潤がそっくりすぎておおー! とか、ストーリーはほぼオリジナル(だと思いたい)だったけど、8ちゃんねるの『アンティーク~西洋骨董洋菓子店』の美しいケーキ&マホガニー調の店内セット&食器、とかみたいな、漫画原作の第一歩である「原作とそっくり感」ってやつを、せめて、せめて、気遣ってほしいと、切に願うのである。だって、視聴者を魅了するのは、まずそこじゃん。そういう意味で、8ちゃんねるは、まだ許せるよなー。『のだめカンタービレ』はあたし原作より好きだったし、『医龍』や『ドクターコトー』なんかもとっても良かった。
……という、あたしの意見は正しくないってことも、わかってる。わかってるの。この有閑倶楽部というドラマは、有閑倶楽部の愛読者なんか相手にしてないのよ! カッツン出しときゃおめえらキャーキャー言うんだろ、ってことなのよ! それがゲーノーカイってやつなのよ。聡明なフヂマリは重々承知です。
こんだけ文句ばっか言ってるだけじゃ悔しいから、今後、フヂマリがテレビ業界を買収したときのために、配役を記しておこう。とりあえず美童グランマニエはウエンツ瑛士ね。彼しかいないだろ。顔立ち、外見は眉目秀麗なのに中身はめちゃくちゃヘタれな性格、完璧じゃん。清四郎は顎がもっちりしていない玉木宏なら、悠理と野梨子はそのまんまでもいい。魅録も赤西君って人でもいい。でもできれば瑛太がいい。赤西君にはそのきったねえ髪の毛ばっさり切って、ハイブリーチにしてもらおうか。番組の話題づくりってことでさ、『医龍』の荒瀬・阿部サダヲと同じ美容室に行ってもらおう。外見イメージはテニスの王子様の亜久津仁。
Ed

心が荒んだので、COWBOY BEBOPのエドのコスプレ写真を見ながら、今期見続けようかと思っている『医龍2』のことを考えようっと。
これは面白い。岸部一徳はあいかわらず死んだ魚の目をしてるし、夏木マリはかっちょいいし、荒瀬の甲高い声は冴えてるし、小池徹平はかわウザいし、佐々木蔵之助の馬面はいつみても素敵。前作で唯一、あたしが嫌いな役者だった稲森いずみが、2には出てこないってのもイイ。
新生児のロボットにかなり気合が入ってて、だからこそたくさん画面に映しちゃっててロボットだってヴァレヴァレなところだけが初回のネックで、それ以外は音楽・ストーリー・カメラワーク、どれもやっぱ面白かった。
何より前作で我が評価を覆した坂口憲二! 彼はイケメン史的にいえば、反町隆史&竹野内豊の次に現れた坂口憲二&伊藤英明グループなわけで、2002年放送のドラマ『恋ノチカラ』のときみたいな、無駄に明るくていい奴~、なばかりの男の子だと思っていたのに、もう、もう、マッシュルームラリ男こと伊藤英明なんかぶち抜いたね。海の猿野郎なんかはるか後方だ。医龍のドラゴン先生みたいな渋い役ができるようになる日がくるなんて思いもよらなかった。夜中に病棟の屋上で上半身裸で太極拳みたいな「手術のイメージトレーニング」やってるところはあいかわらず笑えるけど。
『医龍2』を見ながらヘコんだのは、ドラゴン先生の敵役だった霧島先生が出てきた瞬間、ドラゴン先生・霧島先生・かわウザ小池、の三角関係オタンビを思いついた自分に対してだけでした。
とりあえず霧島総受けで、ドラゴン先生の昔の恋人なのね、霧島が。でもドラゴン先生の今の恋人はかわウザ小池で、この二人にちょっかい出してやろうと思って、小池に近づくわけよ。通常のBLだと、当て馬・霧島は小池を手籠めにするんだろうけど、あたしの場合は霧島総受けだから、小池に睡眠薬盛って、あとドラゴン先生にも局所麻酔打って(ちんちんが使い物にならなくなったらこまるから)、ドラゴン先生を騎乗位レイプin 手術室、と。そういや昔、医者モノBLで、受のケツの穴をエタノールで消毒する鬼畜攻がいたなあ、直腸エタノールで拭いたら腸内細菌死んじゃうよなあ……というようなことを、あれだけ深刻&ドラマティックな2時間半ドラマ見ながら考えていたわけである。

なんかケツの穴の話になっちゃったから、最後にもう少しかわいい話へ持っていこう。
今期カワイイと言えば! そう! 『もやしもん』です。
深夜0:30からのアニメですが、これ、オープニング5秒見ただけで「かーわーいーいー」と叫ぶこと間違いない。
菌が見える農大生の話で、深夜アニメにも関わらず、この、主人公が見える菌たちの作画にかなり気合が入っている。3Dスタッフ多すぎじゃね。
原作では適当に書かれているその他大勢の菌たちもきっちり書かれていて、「どうやってしゃべるかなあ」と憂慮していた声も「これしかない!」というかわいらしさで、素晴らしい。この作者の手にかかるとO-157もノロウィルスもインフルエンザウィルスも「かーわーいーいー」になってしまうのが困るほどである。
「醸すぞ」を今年か来年の流行語大賞にするためにあたしは毎週見るぞー。かもすぞー。

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9. juli 2007

フヂマリです

ウィンブルドンが終わりました。
ラケットを握ったこともないフヂマリは7年前くらいからテニスを見ているのですが、今まで誰も共にハマってくれる人がおらず孤独な戦いを強いられていたあたしに、今年はジェーンさんという味方ができました。そうです、テニプリからの流れ者です。小田もこっち来い!
スポーツ観戦の中でいちばん好きなテニス、その良さは当初、女が二人だけで2時間「っあああんっ」って雄叫びあげながらガチンコ勝負し続けるっていうところでした。そりゃあヒンギスもシャラポワもツンツンした女王様になるわけだよ。だってコーチもいない、味方選手もいない、信じられるものはおのれのみという状況のコート内で闘うわけでしょ。15歳とかで世界ランク1位とかになるわけでしょ。「あたしが世界でいちばん!!」って思うようになるに決まってるって。女王様好きのフヂマリにぴったりのスポーツだ。
それから、女王様が落ちていくのを見るのも好きです。その意味でダベンポートという選手がお気に入りでした。世界の頂点を何度も経験しても、流行プレイスタイルの変化とか加齢とかの波は必ず襲ってくるわけで、1位じゃなくなるわけです。頂点で引退するのもかっこいいけど、おちぶれても続けるのもかっこいい。
今回のウィンブルドンの女子シングルス優勝者・ビーナスウィリアムズはまさしくコレでした。2002年の、世界中が圧倒された、最高時速200kmのサーブ打つ女子パワーテニス到来の時から確実にその勢力を落としたウィリアムズが、ランキング30位台から頂点を奪還する、このかっこよさは落涙もの。うわわわああん勝ってよかった!
最初は女子が好きだったのですが、4年前くらいから男子にもハマるようになった、その理由は現在世界ランク2位のラファエルナダルという選手のおかげです。あたし、サッカーにしても同じですが、ひたすら走る、とか、意地でも取る、とか、そういう泥臭い選手が好きです。サッカーでいったらイタリアの「狂犬」ガットゥーゾとかチェコのネドヴェドとかみたいなプレイスタイル。ナダルはまさしくそれ。ラリー戦になったら強いタイプ。現在ランキング1位のフェデラーと二強時代といわれているんですが、このフェデラーが秀才タイプでつまんないんだ。完璧なプレイ。テニスの王子様で言ったら青学の手塚と四天宝寺の白石を足して氷帝の長太郎のビッグサーブ加えた、みたいなやつ。安定感、精神力、集中力、どれをとってもパーフェクトで意外性がない。性格も良い。つっまんねえ男。フヂマリはクセのある子が好きなので、ナダルがいいのです。
で、昨晩はナダルVSフェデラーの決勝戦で、結局今回もナダルはフェデラーに勝てず準優勝に終わったのですが、それはまあいい。今回のウィンブルドンのみどころは試合じゃねえ。

ウェアだ。

ウィンブルドンはイギリスらしくいろんなきまりごとがあり、ウェアも「白でなくてはいけない」となっています。ビーナスウィリアムズや妹のセレナのようにチョコレート色の肌にこの白いウェアが映えて美しいこと! 胸のでかい妹はスカートタイプ、細身の姉ちゃんはリーボックのピッタリとしたホットパンツタイプで、かっこいいことこの上ない。ベストファッション賞はウィリアムズ姉妹で決まりです。
ナダルはいつものとおり、はちまき&膝下丈ズボン&ノースリーブ。テニプリでいう海堂ファッション? 契約はナイキです。この膝下丈ズボン、このズボンほど世界中で激ダサな丈はないと思う。イタリアおよびスペイン系の男がよく好んではいているけど、あと観光地でよく白人男がはいてるけど、これ、誰がはいてもバカにしか見えないというすぐれもの。ふくらはぎ丈のスポーツウェア。女の子がカプリパンツやヨガパンツはくのはまだかわいいのに、なぜ男がはくとバカっぽくなるんだろう。ナダル、もう10cm、ズボン丈をつめてほしい。

でも、ナダルのダサさなんかマダマダダネでした。
ウィンブルドンのワーストドレッサー賞は男子フェデラー、女子シャラポワで決まりだ!
入場段階から両者とも度肝を抜くファッションセンスのなさを発揮。シャラポワは肩がパフスリーブになった!!七分丈の上着ジャージ。何ソレ? 名づけて「メイドジャージ」を着て出てきます。こいつを脱ぐとその下から現われるのは「えんがわウェア」。スカートはフワフワひだつき、背中にはヒラヒラ羽根がはえているのです。白鳥イメージ、なのだそうですが、どう見てもこれ、エヴァンゲリオンかヒラメのえんがわにしか見えない。
フェデラーは「宗像仁ファッション」。エースを狙う男がそこにはいます。さすがだねっ☆一試合でサービスエース(返されることがないサーブ)30本打つのは伊達じゃないねっ☆
彼は紳士☆なので、ジャージなんて着ません。白いやわらかい素材のジャケット!! および白パンタロン長ズボン!! プラスはちまき。「これなんの罰ゲーム?」というメールがジェーンさんからきました。このズボンすぐれもの☆で、左右両側がフルジッパーになっており、シュルルンっとジッパーをおろせば、男性ストリッパーのようにズボンが脱げるの。よっこらしょってずりおろさなくても脱げるの! ナイキのデザイナー出てこい!! 一発殴らせろ。
フェデラーは下に着ているウェアも、靴も、はちまきもステキです。ぜんぶゴールド☆ ナイキ特有の、あの光らない、うんち色のゴールド。さらには「ロジャー・フェデラー」の頭文字であるRFが燦然と輝いてます。バッグだって特注☆ 趣味の悪い白キルティングに金色でRFの刺繍! それどこのサマンサタバサ?
シャラポワもフェデラーも契約がナイキ。ナイキのウェアおよび靴デザインのダサさはいったいどうしたことだろう。アディダスやプーマ、リーボックが21世紀に入ってデザイナーを入れ替え、ブランドイメージを一新してかなりオシャレイメージアップしたのに対し、ナイキは完全に出遅れました。ひどいね。色・模様・デザイン、全部ダサい。イモっぽい。重い。なぜこのデザイン企画が通るのか。なぜ誰もフェデラーとシャラポワを止めなかったのか。
次は全米です。プレイよりもウェアから目が離せない。

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